動画のビットレートとは? 特徴や編集時の意義を解説

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動画制作を始めると専門用語を耳にする機会も増えてくるでしょう。
特に編集にかかわる内容は難しいものも多く、なかなかすぐには覚えられないかもしれません。

動画編集の際、よく聞く単語の一つが「ビットレート」です。
聞いたことはあるけれど、詳しい内容は知らないという人も多いのではないでしょうか?

ここではビットレートについて知りたい人に向けて、そもそもビットレートとは何なのか、その特徴や動画編集時に意識すると良い点などについてご紹介します。

ビットレートとは?

ビットレートとは、一定時間にどれだけデータ転送できるかを表したデータ通信速度のことです。
動画圧縮の際には、1秒分の動画や音声をどれだけのデータ量で表現するかといった意味合いでも使われます。
単位は「bps」で、「bit per second」の略です。

圧縮率が低い場合はデータ量が多くなり、高速の通信回線が必要になります。
圧縮率が高い場合は通信速度が遅くても問題ありませんが、画質や音質が劣化するため注意が必要です。

動画のビットレートの特徴

動画のビットレートには2つの特徴があります。

2種類のビットレート

ビットレートは映像と音声と別々に割り当てられており、この2つを合計したものを「オーバルビットレート(総ビットレート)」といいます。
動画のビットレートとは、このオーバルビットレートを指します。

それぞれ高低を調節できる

映像のビットレートだけ上げたり、音声のビットレートだけ下げたりと、それぞれに高低を調節できます。
基本的にはビットレートが高ければ品質が向上するため、映像なら画質が、音声なら音質がアップします。
ただしファイルサイズも大きくなるので注意が必要です。

ビットレートの目安

ビットレートは品質にもかかわる重要なものですが、動画を作る場合はどのくらいの数値を基準にすれば良いのでしょうか?
目安をご紹介しますので参考にしてみてください。

どのくらいにすればよい?

映像:850Kbps
音声:128Kbps
動画:700~1500kbps

ネットの速度やPCのスペックにもよりますが、このくらいの数値だと再生も途切れずに快適に視聴できるでしょう。
まずはこの程度に設定し、徐々に調節していくのがおすすめです。

ビットレートが高すぎると…

ビットレートをあげすぎると、サイズが大きいだけで見づらい動画になってしまいます。

再生時に負荷が掛かり、映像が止まって再生できなかったりします。
また編集時もPCの処理が追いつかず、CPU使用率を占有する可能性があるので注意しましょう。

適切なビットレートで動画を作るには?

動画編集

動画編集の際、ビットレートに関してどのような点に気をつければ良いでしょうか?

適切なビットレートで動画を作るためのポイントを4つご紹介します。

ビットレートを見直す

画質が低い動画を高いビットレートでエンコードしても、もともとの画質以上にはなりません。
ビットレートを上げても、ある一定以上は品質が変わらないのです。ビットレートの役目は品質の底上げではなく元動画の品質維持だと考えて、数値を見直してみましょう。

ただし動画サイトによっては自動で適切なビットレートに調節してくれる場合もあります。
その際は高ビットレートでエンコードしても問題ない場合もあります。

フレームレートを上げすぎない

動画の動きを滑らかにしたいときは、フレームレート(1秒当りのフレーム数)を上げる必要があります。
ただし、フレームレートを倍にするとビットレートも倍になります。フレームレートもあまり数値を上げすぎないほうが良いでしょう。

コーデックの種類を変える

データ圧縮率の良いコーデックを利用すると、ビットレートが低くても画質や音質を保てます。コーデックとは、映像データの圧縮&変換システムです。
ビットレートに頼らずうまく品質を維持してサイズを小さくしたい場合は、コーデックの種類を変更するのも1つの手でしょう。

解像度をチェックする

動画の解像度が高いと、ビットレートも高い数値が必要になります。
これは1フレーム/秒あたりの情報量が増えるからです。画面解像度が高いと画素数が上がり高画質になりますが、ファイルサイズも大きくなり処理に時間がかかります。
解像度は必要以上に上げないほうが良いでしょう。

まとめ

動画の目的によって最適なビットレートは変わってきます。
必要以上に高画質・高音質を追求すると、動画配信時に視聴者側にも負荷がかかるので注意が必要です。
ビットレートをはじめとして、解像度、フレームレート、コーデックもチェックし、快適に視聴が楽しめる動画を目指しましょう!


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